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South Central Cartel / South Central Gangsta Muzic

South Central Gangsta Muzic






  リリース日:2010/9/2
  レーベル :Hood Good Entertainment
  客演参加 :Moon Da Talkboxer

  評価:★★★★★☆☆☆☆☆

 先日、グループとしては初めての来日公演を果たしたSCCの音楽は、一言でいえば「地域密着型」だ。デビューから19年の間、彼らは一度たりとも余所行きの楽曲を作ったことがなく、常に彼らと彼らのコミュニティが求めている音楽だけを体現してきた。その金太郎飴のような、よく言えば初志貫徹、悪く言えばマンネリな音楽がSCCというグループのアイデンティティであり、今さらなタイトルの今作でもそれは全く変わっていない。要するに、硝煙とクサのけむる90年代のウェスト・コースト・ヒップホップの美学にのみ忠実な、ウェッサイのウェッサイによるウェッサイのための音楽ってこと。相手がチカーノであっても日本人であっても変わらず、ウェスト・コースト・ヒップホップ“っぽい”音楽が好きな人間であれば、人種を問わずオープンに接する懐の広さが示すとおりの内容。ちなみにメンバーは、Havoc追放時から変わっておらず、Big Prodeje, Young Prodeje, Big Havicの3人に準メンバーのLVという体制。土壇場でアートワークの差し替えがあったようで、製品のジャケットからLVが消えている。
 全ての楽曲をProdejeがプロデュースしたアルバムは、まず《Keep It Real》で前作のこわばった息詰まる雰囲気を一度換気するところから始まる。エレキ・ギターのストロークと奥ゆかしいドラム・パタンのメロウネスなライディン・スムースを、LVがしっとりと歌いあげると、《Put Ya Handz Up》では、気難しく物哀しいピアノと細かく痙攣するベースラインにのせて「手を挙げろ」と拳銃を突きつける。(幻の)名盤との誉れ高い『All Day Everyday』に収録されていた《It Don't Stop》(元ネタはMarvin Gaye《Let's Get It On》)のようなちゃんとサンプリング・クリアランスを通しているのかすら怪しいMamas & Papas『夢のカリフォルニア』を臆面も無くまんま使った《Cali Dreamin》のようなソウル回帰をはさみながら、今やすっかりオートチューンにその座をとって変わられたトークボックスをアクセントにしたザッピー・ファンク《I Spitz Hood》といった、変わらぬ全方位ぶりの無節操な楽曲が続く。彼らからすれば招いてくれた日本への感謝の気持ちなのだろうが、正直、邦人女性をバカにしているとしか思えない「コニチワ、ビッチ~ズ!」の連呼《Konichiwa》はさすがに爆笑したが。

 「おい、日本じゃどうやって挨拶すんだ?("What's up"のニュアンスで訊いている)」
 「こんにちは、です(普通の挨拶を訊かれたと思っている)」
 「コニチワ、だな? ようし覚えたぜ! コニチワ、ビッチ~ズ!」

 きっとこんな会話があったんだろうな(笑
 ま、SCCのファンなら買っておいて損はない出来です。



テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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ブラック・ミュージックを聴いていたりエロゲーをやっていたりするバーテンダーです。批評は基本的に辛口、読んでムカつくこともあるかと思いますが、正直なレビューを心がけていますのでご了承ください。コメント/トラックバックはお気軽にどうぞ。リンクもご自由に。

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