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【記念碑?】プリズム☆ま~じカル PRISM Generations!【墓標だろ】

プリズム☆ま~じカル


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  発売日 :2010/8/27
  ブランド:ぱじゃまソフト

  シナリオ:亜古らいと, 雨野智晴, 林ふみと
  原  画:大野哲也, たにはらなつき, キムラダイスケ, 杏奈月
  音  楽:I've Sound, OdiakeS, KOTOKO, 榊原ゆい, いとうかなこ
        桃井はるこ, , みとせのりこ, etc.

  評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆



 10周年を迎えたぱじゃまソフトの歴史は、ちんたらテキストを読み進めるばかりの一般的なADVへの反抗の歴史だ。処女作の『プリズム・ハート』からこのブランドは常に“遊べる”エロゲーを作り続けてきた(たまに『ピアノの森の満開の下』のようなしょーもないテキストADVもあるが)。この「10周年の総括」とのたまう今作も基本姿勢は全く変わっていないし、変える必要もない。実際、その努力はいくつかのブランドを刺激し、同じく“遊べる”エロゲーを作らせることに成功したからだ。で、その草分けであるブランドの新作の出来はというと、各所で暴落している値段が示すとおり。


・シナリオ
 あらすじ引用はめんどいからヤメた。
 アタマに「プリズム」と付いていて、スタッフ・ロールには『プリズム・ハート』と『プリズム・アーク』が原作としてクレジットされているもののシナリオ上のつながりは全くないが、やっていること自体は相変わらず安っぽい。何を履き違えたのか、果たして本当に流行っているのかすら怪しい男の娘を主人公に据え、幼なじみの巫女さん、無口なメイド、高飛車なお嬢様から、男装の麗人に、ヘルちゃんで味を占めたのか教会のシスターまで取り揃え、騒がしいが代わり映えのない日常をダラダラと綴るところから始まる。そのほとんどはエロネタで充満しており、取ってつけたようなハプニングが満載。後半に入ると徐々にシリアスになっていくあたりも、これまでの作品を踏襲しているが、今回はそれほど重く鬱々とした展開になるような瞬間はない。もっとも、根拠のない正義感を振り回した挙句に、お得意の主人公補正でなんでも丸く収めてしまう投げやりな落とし方は全く改善されていないし、世代をまたいで語られるシナリオのわりに終盤はアッサリと終わってしまったりと、トータルで見れば不満な点のほうが多い。ハートにしろアークにしろ、ラストは根性論で解決してはいたが、いずれも仰々しいシナリオで少年心をくすぐることで、いくらかは誤魔化せていた。しかし今回は、同じく世界の危機という状況にあって、物語の展開が局所的すぎる。何より、このライター陣は人物のキャラクターをちっとも固定できていないから、せっかくの個性的なヴィジュアルが全く活きていない。主人公なんかまさにその筆頭。固定されていないからシナリオのアラを誤魔化せるのだ、という反論も成り立つが、カネもらって仕事しているシナリオ・ライターがそれではあまりにも情けない。まぁ、あんまりといえばあんまりなプロットを投げて寄越した大野さんにも大いに責任はあるのだが。


・バトル
 魔女っ娘バトルというヤッツケなネーミングの今回は、ゴリ押しで何とかなった従来のバトル・システムとは少し趣が異なる。一応オフィシャルでは『プリンセスうぃっちいず』のシステムを改善させた、という触れ込みだが、実際のところ改善されているのはヴィジュアル・エフェクトぐらいのもんで、肝心の中身は中途半端なカード・ゲームをやっている感じ。相手の手の内を読んで、その属性より優位な属性の魔法をぶつけろ、というジャンケンのような仕組みで、うまくコンボをつなげればどんどん与えるダメージも増えていくあたりは相変わらず。ただ、今回はこちら側のHPがかなりシビアに設定されており、終盤戦では一手間違えるだけで即死なんてこともしばしば。その緊張感を楽しめるか否か――このバトルが面白いかつまらないかを決める要素は、ぶっちゃけた話これだけ。RPGのようなターン制バトルに固執してきたプリズム・シリーズお得意の、周回プレイによる能力引継ぎなどは一切排除(そもそもレヴェルという概念すら無い)され、やり込み要素はほとんど無い。難易度は三段階で設定可能。めんどくさいという人のためにオート・モードもあり、見るのも面倒な人のために、最初からスキップできるようにもなっている。しかし、このヘボいシナリオの作品からバトルが無くなったら、いったい何が残るというのだろうか。


・グラフィック
 加速度的に下手になっていきますな、大野さん。いつの間にか「人気イラストレーター」の人名録に名を連ねていたたにはらさんを呼んで弱点を補おうとしたのかもしれないが、いっそ一切出しゃばらずに裏方だけやっていたほうが良かったんじゃ? と思わざるをえないほどの劣化ぶり。特に男性キャラクターの輪郭のテキトーさは目に余るな。たにはらさんもたにはらさんで、色を抜いたら誰が誰だか判らなくなるであろう見事な判子職人ぶりだが、デッサンがあまり狂わないぶん、まだ救いがある。


・音楽
 このブランドは歌曲過剰なところがあって、すぐに切り替わるようなシーンにくどいぐらいそれを挿入しようとしてしまう悪癖がある。実際、今作でも多すぎるぐらいの楽曲が用意されているが、安っぽいリリックとメロディ・ラインでヤケクソ気味に盛りつけされた、まるでノれないものばかり。《プリズム☆ま~じカル》《呪文はプリ☆まじ》《魔女っ娘つるぺた☆ま~じカル》あたりのバカバカしい曲は、コンサートなんかで一緒に歌えば楽しいのかもしれないが、KOTOKO嬢の《原罪のレクイエム》や《決断のentrance》なんかは、その二流ライト・ノヴェルみたいなタイトルが示すとおりの稚拙なトランス・ポップ。キャラソンはキャラソンで、失礼にもキリスト教の最も有名な祈祷句をタイトルにした《Ave Maria》では、福圓美里さんの音痴すぎるヴォーカル・パフォーマンスがひっどい毒電波のように鼓膜を蹂躙する。ただ、同じく音痴な田村ゆみさんのヴォーカルをオートチューンで嬌声、それに併せトラック全体をキャッチーで軽やかなテクノ・ポップに、歯切れの良いシンセサイザー・リフと、ヴォーカルの隙間を縫う電子琴が楽曲を活気づかせた《秘密、恋心、忍ばせて》は意外なぐらい出来が良くてちょっとビックリ(笑
 BGMを手がけたのはI'veだが、記憶に残るのはどれも過去作品に提供したものの再録ばかりだし、新規曲はせいぜい過去の回想に決まって流れる《いつか見た景色》で刷り込み学習させるぐらいの仕事しかしていない。まぁ、作曲よりむしろ編曲技術で生き残ってきたI'veの歴史を鑑みれば、こんなシンプルな単楽器トラックでも聴かせられるだけの力量がまだ残っているのは嬉しい誤算だったが。


・声優
(非公開)

 キャラソンのCDにはしっかりクレジットされているわけだし、これまででおなじみの顔ぶれが揃っているわけだから、非公開もへったくれもないのだが、一応ブランドの世間体のために。福○さんはこれが初エロゲだったのかな。


・演出/ムーヴィー
 目パチあり、口パクは無し。会話のテンションに合わせてテキスト・ボックスの形がかわったり、背景では風車の羽が回っていたりと、演出面は変わらず上手い。動作も軽く、ヴィジュアル・エフェクトを重ねてもモタつくことはほどんどない。ムーヴィーはOPや変身シーンでセル・アニメーションを使用しているが、描きこみはテキトーな感じで、メリットがあまり活かされていない。


・エロ
イブキ:6 ユリ:5 プチ姫:4 トモキ:3 シオネ:3
サクラ:1 フーカ:1 ムツ:1

 エロシーンが多いのは結構なことだが、シナリオ内に全て組み込もうとするせいで主人公がお猿さんになっているのは相変わらず。泊まりに行けば我慢できずに寝間着でエッチ、朝飯を食えばメイドも食えとご奉仕エッチ、海へ泳ぎに行けば我慢できずにスク水エッチ、男女逆転して女装エッチと、下手な鉄砲何とやら方式の節度のないラインナップが目白押し。


・システム
 上述の通り、動作は軽快。よほどの糞スペックでもない限り動くでしょ。俺のサブ機(HP ProBook 4515s、カスタムはメモリ増設のみ)ですら余裕で動いたんだから。コンフィグも細かく設定可能で、使用機会など全く無いのにジョイパッドにまで対応している(笑)。テキスト読むだけなのにいやに重いどっかの渦巻さんも見習ってほしいもんだ。


・総評
 工作板のスレにあった「劣化プリっち」というレスがまさに言い得て妙。これを買うなら、まだ移植も決まっているリリアンの『ティンクル☆くるせいだーす』のほうが遊べるぶんマシ。本家が分家に負けてどうする。いずれにしろ、信者向けの商品であることに変わりはないが、果たして次はあるのだろうか。



テーマ : エロゲー
ジャンル : ゲーム

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ブラック・ミュージックを聴いていたりエロゲーをやっていたりするバーテンダーです。批評は基本的に辛口、読んでムカつくこともあるかと思いますが、正直なレビューを心がけていますのでご了承ください。コメント/トラックバックはお気軽にどうぞ。リンクもご自由に。

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