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Donell Jones / Lyrics

Lyrics


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  リリース日:2010/9/28
  レーベル :E1 Entertainment / Candyman Music
  Ex-Prod.:Donell Jones
  客演参加 :Young Joc, Inessa, Briana Fly a.k.a. Breese
  製作参加 :Mike City

  評価:★★★★★★☆☆☆☆

 LaFace在籍時のDonellは、作品を出すごとに内容が良くなっていく好感の持てるアーティストだった。ゆらめきながら柔軟に展開していくテナーを軸に、ほとんど感情が昂ぶる瞬間はないが、彼の書き上げるストイックな恋愛観にはよく合っているし、その美しいリリックは隅々まで聴き取りたいと思わせる魅力を持っている。これといって話題に上らない(2作目収録の名曲《You Know What's Up》ぐらいか?)わりに均一のペースで淡々と出すあたり、Avantあたりと似てるかもね。
 そのLaFaceに追い出されE1に転がり込んだ5作目は、イントロダクションで言っている通りのヒップホップR&B《The World Is Yours》でヒップに始まる。ドラムスとピアノの気だるげなループだけで展開されるヴァースにうとうとしていると、コーラスではベースとトークボックスが加わり、楽曲の全体像が垣間見える。Minnie Riperton《Memory Lane》を着飾ったシカゴ出身らしいゴージャスなソウル・オマージュ《Your Place》ではJaheimのようなヤサいアプローチもできるし、再びトークボックスに助力を求めた《Back Door》ではハッキリと線を確かめるように歌うこともできる。アルバムで最もエロティシズムを感じられるタイトル通りの《All About The Sex》は、メランコリックなギターの爪弾きが抑鬱の少ないDonellのヴォーカルを刺激する。Mike City(Carl Thomasの名曲《I Wish》をプロデュースした人ね、覚えてる?)らしい都会的な《The Finer Things In Life》では、トレード・マークである中折れハットを粋にかぶって女の子を口説く情景が眼に浮かぶよう。痩せこけたエレキ・ギターのディストーションが虚しく響く《Just A Little》では「ほんのちょっと、君の愛を分けてくれ」とひたすら繰り返すが、そのヴァースで繰り広げられるゾクゾクするようなスポークン・ワードを聴いていると、ロマンティスト≠ナルシストなのだと再認識させられる。
 ただそういった楽曲の隙間というか、気を緩めた瞬間を狙いすましたように覗き込んでくる奇妙な違和感が、アルバムの不純物。Young Jocとのラップ・ジョイント《Stripclub》は、ダーティ・サウス・ヒップホップに挑戦して客層拡大を企んでいるが、あまりうまくいっているようには思えないし、そもそもJocのような野暮ったいフロウの持ち主は人選ミスでしょう。前作に収録されていた《Better Start Talking》でJermain Dupriを邪魔者扱いした記憶があるけど、これに比べたら遥かにいい仕事をしていた。ごめんよDupri(笑)。その舌の根も乾かぬうちに、今度は四角四面な四つ打ちビートでwill.i.amあたりのエレクトロ・ダンスをかっぱらって来た《What's Next》は、まるでDonellの生気が感じられないし、だいいちDonellがやる必要なんか全く無い。客演のInessaなるヴォーカリストは……なんじゃこりゃ、Nelly Furtadoのバッタモンか? 挙句の果てには、自分はソングライトだけで歌いすらしない《You Can Burn》なる楽曲まであるじゃないか。俺が聴きたいのはアンタの曲であって、アンタの舎弟の曲じゃないんだがなぁ……。この3連発でのテンションの下がり具合といったら、阪神戦でバック・スクリーンに3連弾くらった槇原投手みたいなもんですぜ。マイナー落ちしたぶん、ある程度は自由に動けるようになったはずなんだが、上の連中に何か言われたのだろうか、はたまた、これが本人のやりたかったことなのだろうか。いずれにしても、身の丈に合わないことは絶対にやらない人だっただけに、正直ちょっとショックです。


テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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Author:S-Eye
ブラック・ミュージックを聴いていたりエロゲーをやっていたりするバーテンダーです。批評は基本的に辛口、読んでムカつくこともあるかと思いますが、正直なレビューを心がけていますのでご了承ください。コメント/トラックバックはお気軽にどうぞ。リンクもご自由に。

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