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Lupe Fiasco / Lasers

Lasers  Visit Official Site

  リリース日:2011/3/8
  レーベル :Atlantic
  Ex-Prod.:Free Chilly and Lupe Fiasco
  客演参加 :Sarah Green, Skylar Grey, MDMA, Trey Songz, Moma,
         Matt Mahaffey, Eric Turner, Sway, John Legend
  製作参加 :King David "The Future", Alex Da Kid, Needlez, Audibles,
         Miykal Snoddy, Kane Beatz, iSHi, Wizzo Buchanan,
         Jerry "Wonda" Duplessis, etc.

  評価:★★★★★★☆☆☆☆



 Lupe Fiascoにとってヒップホップとは、ストリートでの血生臭い事件を語る場所でもなければ、首から提げたジュエリーを見せびらかす場所でも、女を口汚く罵る場所でもない。拳銃の代わりにコーランを持ち、多くのラッパーに違わず音楽はカネ儲けの手段だが、稼いだカネは高級車やシャンパンではなくアニメのDVDに消えていく。親日家でもあり、ライヴのために来日しては秋葉原散策をライヴ以上に楽しんでいる。結局『LupEND』なるタイトルで予定されていた「引退アルバム」は無かったことになり、こうして『Lasers』と題を改めてリリースされた3作目は、先行シングル《The Show Goes On》を聴けば解るように、一見するとメロディアスなビートとポジティヴなリリックで溢れているが、なかなかアルバムをリリースさせてもらえず、ファンによる署名運動にまで発展したことや、B.o.B.に譲った《Nothing On You》の大ヒットを受け、「譲らなきゃよかった」とイギリスの新聞に愚痴っていた鬱憤が見え隠れしている。ちなみにタイトルのLasersとは「Love Always Shines Everytime Remember 2 Smile」の略。
 メランコリックなピアノが鬱屈したシンセサイザー折り重なる、幕開けの《Letting Go》でのシリアスな独白や、まるで90年代のDr. Dreが手がけたかのように物々しい《Coming Up》、Bobby Valentino《Anonymous》よろしくTombalandのストロボ・シンセサイザー技法を取り入れた《Break The Chain》といった楽曲も悪くはないが、アルバムの肝となるのは、やはり《The Show Goes On》に代表される耳あたりのよいエンタテイメント・ナンバー群だ。数少ない純粋なソロ・ナンバーの《Till I Get There》は、脚光にあふれた音楽業界と隣合わせの寒々しい日常私生活を飾り気なく綴り、John Legendがレトロなオーケストレーションのトラックを質素に彩るラストのタイトル通り《Never Forget You》は、涙なしには聴けないLupeの心からの賛辞だ。アルバム・タイトルに則した内容であるかは甚だ疑問だが、これまで謎めいていたLupeのヒューマニティが珍しく表出した内容であることは、ファンならこのアルバムを購入するに十分な動機となりうるだろう。


テーマ : 洋楽CDレビュー
ジャンル : 音楽

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Author:S-Eye
ブラック・ミュージックを聴いていたりエロゲーをやっていたりするバーテンダーです。批評は基本的に辛口、読んでムカつくこともあるかと思いますが、正直なレビューを心がけていますのでご了承ください。コメント/トラックバックはお気軽にどうぞ。リンクもご自由に。

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